障がい者スポーツでは、必ず「クラス分け」が実施されます。
これは、障がいの種類や程度により、選手の持つ能力が異なるためで、選手は競技種目ごとにそれぞれのクラスの中で順位を競います。
アルペンスキーでは大きく分けて、「LW」(Locomotive Winter)という運動機能に障がいのある選手のクラスと「B」(Blind)という視覚障がい者の選手のクラス、「ID」(Intellectual Disability)という知的障がい者のクラスがあります。
パーセンテージ制とは、ハンディキャップレーサーの持つ障がいのクラスにより掛け率を決め、レースタイムにその掛け率を掛けたタイムで競うシステムです。
icetee cup ではハンディキャップクラスの中で、パーセンテージ制を用いてハンディキャップクラス内で順位を競います。
ASD−Factor List
ASD−Handicap−System    Saison 2007/2008
Version GS : 087 (Date : 2007/09/29)

更新 2008.02.24 

LWクラス
クラス 障害の部位 代表的な競技用具および障害の程度 掛け率(GS)
LW 1 両足の機能障害 2本のスキー 2本のストックまたはアウトリガー
(a)両大腿部切断(両足に義足使用)
1本のスキー 2本のストックまたはアウトリガー
(b)片大腿部切断と片下腿部切断(片足に義足使用)
0.8268604
LW 2 片足の機能障害 1本のスキー 2本のストックまたはアウトリガー
(a)片側の大腿〜下腿切断または一定の下肢筋力低下
2本のスキー 2本のストックまたはアウトリガー
(b)片側下肢の障害(片足に義足使用)
0.9264511
LW 3-1 両下肢の障害
LW1より軽度
2本のスキー 2本のストックまたはアウトリガー
*一定の両下肢筋力低下
0.9305340
LW 3-2 両下肢の切断で両義足使用
LW1より軽度
2本のスキー 2本のストックまたはアウトリガー
*両下肢切断(両足に義足使用)
0.9414156
LW 4 片足の機能障害
LW 2より軽度
2本のスキー 2本のストックまたはアウトリガー
(a)片側の大腿切断あるいは下腿切断(片足に義足使用)
(b)一定の下肢筋力低下
(c)完全固定膝
0.9927015
LW 5/7-1 両腕の機能障害 2本のスキー ストックなし
(a)両上腕切断
(b)両上肢の運動麻痺が不全または完全、もしくは両上肢奇形(欠損・枝短)であるも者は5/7-1aに相当する
(注):装具、義手の使用の有無は問わない)
0.9813570
LW 5/7-2 両腕の機能障害 2本のスキー ストックなし
(a)一側上肢が上腕切断で、もう一側上肢が前腕切断である者
(b)両上肢の運動麻痺が不全、もしくは両上肢奇形(欠損・枝短)であるも者は5/7-2aに相当する
(注):装具、義手の使用の有無は問わない)
0.9836108
LW 5/7-3 両腕の機能障害 2本のスキー ストックなし
(a)両前腕切断
(b)両上肢の運動麻痺が不全または完全、もしくは両上肢奇形(欠損・枝短)であるも者は5/7-3aに相当する
(注):装具、義手の使用の有無は問わない)
0.9857730
LW 6/8-1 片腕の機能障害 2本のスキー 1本のストック
(a)一側の上腕切断
(b)先天性の一側上肢欠損はLW6/8-1aに相当する
(c)一側上肢が完全運動麻痺で、体幹に固定していない者
(注):選手は義手もしくは装具使用が認められている
0.9979598
LW 6/8-2 片腕の機能障害 2本のスキー 1本のストック
(a)一側の前腕切断
(b)先天性の一側上肢欠損はLW6/8-2aに相当する
(c)一側上肢が完全運動麻痺で、体幹に固定していない者
(注):選手は義手もしくは装具使用が認められている
1.0000000
LW 9-1 片腕と片足の
機能障害
2本のスキー 1本のストックまたはストックなし
*同側の片上肢と片下肢の機能障害
0.8717433
LW 9-2 片腕と片足の
機能障害
2本のスキー 1本のストックまたはストックなし
*片側の上肢機能障害と反対側の下肢機能障害
0.9422323
LW 10-1 下肢の機能障害 チェアスキー 2本のアウトリガー
(a)脊髄損傷のレベルではTh5/6辺りに相当し、下肢及び上部腹筋の機能が無く、座位バランスが不良の者
(b)脳性麻痺で四肢麻痺の機能障害を有する者はLW10/1aに相当する
0.7886890
LW 10-2 下肢の機能障害 脊髄損傷のレベルではTh7-10に相当し、下肢の機能障害及び上部腹筋に軽度の機能障害を有し、座位バランスが不良である者 0.8112393
LW 11 下肢の機能障害
LW 10より軽度
チェアスキー 2本のアウトリガー
(a)下肢に機能障害があり、座位バランスがある
0.8413987
LW 12-1 両肢の機能障害 下肢に障害があり、座位バランスがかなりよい 0.8557268
LW 12-2 両肢の機能障害 下肢に障害があり、座位バランスがかなりよい切断の人 0.8658267
Bクラス
B1 視覚0から光覚まで 0.5980283
B2-2 視力0.03までか、視野5°まであるいはその両方 0.8659072
B3 視力0.1までか、視野20°まであるいはその両方 0.9007885
IDクラス
国際精神薄弱者協議連盟(INAS-FMH)の基準に基づく。
主な障がい者のスキー用品を紹介します。
(1)チェアスキー
下肢に機能障害のある人が使用します。
(2)アウトリガー
先端はスキーと同じで滑らせる形状をしています。滑走外で移動するときは、グリップの下に斜めに張ってある紐を引くと、先端のスキー部分が跳ね上がり後部が下を向きます。これが移動時の杖代わりになります。